深谷商工会議所報-6月号
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2深谷商工会議所は令和2年度において、新型コロナウイルス感染拡大の影響がある中、深谷市をはじめ国や県等各関係機関の協力のもと、十分な連携を図りながら、管内中小企業及び小規模事業者皆様の持続的発展と地域経済の活性化、そして身近で頼りになる商工会議所を目指し、様々な事業を実施しました。スローガンに様々な事業を実施令和2年度深谷商工会議所決算報告 我が国は、新型コロナウイルス感染者が報告されて以来、感染拡大の防止を図りつつ経済活動が行われているものの、依然として終息の見通しが立たず、経済は大きな打撃を受け、今後の先行きの不透明感及びさらなる景気後退への懸念が高まっています。 このような中、当所も一部の事業において、延期もしくは中止を余儀なくされましたが、「地域経済を牽引する中小企業の成長への原動力に」をスローガンに、管内中小企業及び小規模事業者等の存続はもとより、持続的成長による総合的な発展に向けて事業活動を展開いたしました。 まず、商工会議所事務所移転事業においては、深谷市をはじめ多くの関係団体・企業からのご支援・ご協力をいただき、コロナ禍の中、ご来所されるお客様にとって安心・安全で機能性の高い会館を建設することができ、より強固な組織基盤及び効果的な会員サービスの向上に向けた体制を構築することができました。 また、経済産業省より二度目の認定を受けた経営発達支援計画では、小規模事業者等の経営力向上による持続的発展に向け、経営革新や販売促進支援等の強化を図り、伴走型の小規模事業者支援を推進し、埼玉県小規模事業者経営支援事業企画提案事業においては、企業のさらなる成長・発展に向けたイノベーションを促進するため、専門家や関係機関との連携を強化し、経営革新支援に積極的に取り組むことで31企業の経営革新計画の承認を得ることができました。 さらに、新型コロナウイルスに関する相談窓口を開設し、国や県、市との連携を図りながら、補助金や給付金等の各種支援策の周知及び申請支援を積極的に行って参りました。また、デリバリーやテイクアウトサービス等を展開するお店を広く周知し、売上確保や新たな顧客獲得を支援するための情報サイト「#がんばろう深谷」や、更なる販売促進を図るため、「深谷どこでもグルメ」チラシの発行、お店こだわりの商品やサービスを紹介する情報サイト「ふか〇まる逸品」や、「価格ポッキリクーポンチラシ」の展開、さらには、住宅のリフォームや水回り、屋根工事等を施工する事業所を市民の皆様に周知することで、受注増を図るパンフレット「くらしサポートブック」の発行など、WEB及び紙媒体の双方で地域の需要創出とあわせて、企業の販売促進・販路拡大支援を実施して参りました。 そして昨年度、渋沢栄一翁が新紙幣肖像画や大河ドラマの主役に決定したことで、街の活性化に繋がる大きな機会となったことから、渋沢栄一翁ゆかりの団体・地域6者との連携を強化するとともに、渋沢栄一翁顕彰事業を積極的に実施いたしました。栄一翁が残した名言冊子や、関連商品及び観光資源等を掲載したパンフレットの発行、また、商工会議所オリジナルロゴマークを作成し活用を推進するなど、継続的に地域の魅力発信と「深谷ブランド」の構築を図り、さらに商店街連合会による「渋沢栄一翁ふるさと館OAK」のオープン・運営への協力により、この機会が一過性のもので終わる事のないよう、地域経済の活性化に努めて参りました。 その他、創業支援では、引き続きワンストップ支援体制を強化し、創業予定者の開業から事業計画作成、販売促進など具体的且つ総合的な支援を行うことで、企業の創出を図り、人材確保支援では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、集団での開催ができない企業説明会等をオンラインにより実施するとともに、昨年からの採用情報提供サイト「埼北就職応援サイト」活用も推進することで企業の雇用環境の改善に貢献いたしました。 このような事業活動の実施にあたり、深谷市をはじめ国や県等各関係機関の協力のもと、十分な連携を図りながら、地域経済の発展・身近で頼りになる商工会議所を目指し、経営改善普及事業をはじめとする諸事業に取組んで参りました。SPECIALFEATURE特 集「地域経済を牽引する中小企業の成長への原動力に」を

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