商工会議所報FUKAYA3月号NO630
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SPECIAL FEATURE深谷寄居医師会メディカルセンター健康診断 受けようねぎ~健康診断 受けようねぎ~人間ドック健康診断埼玉県深谷市上柴町西3-6-1048-572-2411埼玉県深谷市上柴町西3-6-1048-572-2411[公的措置の一例]※事業承継税制の特例……平成30年度に改正された特別な事業承継税制。2027年末までの事業承継にだけ適用される制度であり、承認計画書等の提出により、これまでの事業承継税制で猶予となっていたのは相続税・贈与税の最大80%でしたが、特例では100%猶予してもらうことも可能となりました。※事業承継・引継ぎ補助金……事業承継や引継ぎを契機とする新たな取り組み(設備投資、販路開拓等)や廃業に係る費用、事業引継ぎ時の士業専門家の活用費用の一部を補助。新型コロナウイルス感染症の影響下においても、円滑な事業承継・引継ぎを実現し、企業の生産性向上や、地域の経営資源の維持を図るための補助金です。事業承継のススメ関係、債務の個人保証が顕在化するなど、様々な課題や問題が発生する恐れがあります。これらを踏まえ、M&Aという選択肢も検討してみましょう。⑤M&Aを考えているがイメージが良くないのでは? 近年、中小企業や小規模事業者のM&Aは珍しいことではありません。親族が家業を継ぐことが当たり前ではなくなった現代、M&Aは決して恥ずかしいことではなく、また、“乗っ取り”や“マネーゲーム”、“敵対的買収”などということはイメージだけであり、株式の譲渡が制限されている中小企業のM&Aには該当しません。■事業承継への第一歩 一般的に事業承継の準備には、5~10年かかると言われています。複雑なものになれば尚のこと時間がかかります。事業承継の準備を始めるのに“早すぎる”はありません。会員皆さまの事業所でも既に準備を始めていることと思います。しかし「まだ始めていない」、「相談先がない」、「誰に相談したら良いかわからない」という皆さんもいると思います。まずは、深谷商工会議所が行っている事業承継簡易診断を受けてみませんか?それが事業承継の第一歩です。皆さまの企業の10年後について、まずは私達、深谷商工会議所にお話しください。皆さまの事業承継を全力でサポートいたします。■事業承継が進まない主な悩み①どうして良いか決心がつかない 「後継者はいるが、事業所の将来性が不安で継がせて良いかわからない」「後継者が複数いて一人に決められない」など、皆さんが悩んでいる内容によっては、自分だけではコントロールできない難しい問題もあります。しかし悩んでいる状態のまま、何も現実が変わらないのは回避しましょう。正解を探すというよりも、具体的に動きながら現実を少しずつ変化させ、理想に近づける行動が大事です。②まだまだ元気だし、事業承継はまだ大丈夫 経営者の皆さんがお元気なのはとても良いことです。しかし、その一方で事業承継における“選択肢”が狭まっていることもご理解ください。今だからできることや、今ならまだ間に合うこともあるはずです。③後継者との衝突 親族内承継では、後継者との感情的な衝突が起こる場合もあります。そんな時こそ、企業の磨き上げを後継者と一緒に取り組んでみましょう。現状分析や企業の今後について、お互いの考えていることのすり合わせを行うことにより、意見のぶつかり合いはあるとは思いますが、その後は経営者として取るべき行動が見えてくるはずです。④廃業しようか悩んでいる 廃業も事業承継の選択肢の一つです。しかし、従業員の再雇用の問題や取引先との事業承継スケジュール(イメージ)事業承継後6~10年後1~5年後現在財産の承継事業の承継目に見えない経営資源の承継経営者の交代に向けた段階的な準備財産の承継法的手続き、税務申告などヒトの承継後継者の決定→後継者育成経営者交代対応事項3

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